PETボトル・廃プラのリサイクル設備

廃棄ペットボトル、廃プラ容器類の再資源化(リサイクル)に際しては、原料の状態と目的・用途に応じて、『原料の分別』、『破砕解砕』、『粉砕』、『洗浄』、『脱水乾燥』及び『比重選別』等の処理が必要となります。
但し、サーマル用途(熱源利用)の場合は、省略できる工程も多い。

尚、最終産物に要求される成分・純度等により、処理方法及び処理工程は異なります。各処理工程の概要は、以下の通り。

PETボトル・廃プラのリサイクル設備概要

1. 原料の分別 廃プラ容器類を、最初に材質別に選別する。
廃プラ容器類を、最初に色別に選別する。
  • 人手による目視選別
  • 色識別機による機械的選別(透明、茶色、緑色等の分別)
2. 破砕/解砕 原料がプレス機で圧縮された団魂状の場合、予備破砕・解砕が必要である。
(2軸型破砕機により、100~200mmΦに破砕)
3. 粉砕 全体処理工程の中心であり、原料を8~10mmΦに粉砕する。
  • 乾式粉砕 (最も簡素で一般的な粉砕方式)
  • 湿式粉砕 (簡易的な洗浄を兼ねるが、汚水処理が必要)
4. 洗浄 付着している液体、醤油、糖分等を取り除く為には、湿式洗浄が必要である。
(この場合、汚水処理も必要となる)
  • 完全除去には、アルカリ溶液による湿式洗浄が必要となる。
5. 脱水/乾燥 湿式で粉砕あるいは洗浄された産物は、脱水と乾燥が必要。
6. 比重選別 最終産物(粉砕品)の比重差を利用して、成分別に分離する。
  • 湿式による比重選別(湿式粉砕との連係が容易となる)
  • 乾式による比重選別(『エアーテーブル』Air-Table等)
    (ペットボトルのPET、ラミネートフィルム、口元部の3点分離)

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